2008.04.12 Saturday
B級久"留米天国コラム くるめすたいる2008年 4月号
【B−1グランプリへの道(その2)】
今回からは11月の「第3回B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリin久留米」に出展を予定している地域をご紹介します。
まずは第1回の開催地、青森県八戸市の『八戸せんべい汁』。
せんべい汁とは、肉や魚、野菜やきのこなどでダシを取った汁の中に、南部せんべいを割って入れる料理です。「えっ?お鍋にせんべい?」と思うでしょうね。せんべい汁に使われるのは私たちがおやつにいただく米を材料とした煎餅ではなく、小麦粉を原料とした「おつゆせんべい」「かやきせんべい」と呼ばれる汁もの専用に開発されたもので、煮込んでもとけにくく食べると独特の食感があるように焼き上げています。スープの味がしみ込んだせんべいを食べる瞬間が、せんべい汁の醍醐味。しかし、せんべいが硬すぎたり、やわらかすぎてとけていたりすると、せっかくのせんべい汁が台無し。せんべいの硬さは、好みにもよりますが、一般的にベストとされるのは、パスタでいう『アルデンテ』の状態。パリッと硬かったせんべいが、噛みきれるほどやわらかく、しかもシコシコした食感が残っているところをいただくのが、美味しさのポイントです。

せんべい汁を食べる習慣があるのは、八戸市を中心にした青森県南と岩手県北の一部の地域です。歴史的には、約200年くらい前(江戸時代の後期)から食べ始めたといわれています。味付けは、最もポピュラーな組み合わせが『鶏・醤油味』。野菜やキノコ、糸コンニャクなどを入れ、長ネギを散らして食べるのが一般的で、鶏の代わりに鴨肉や豚肉を使うこともあります。また、『魚・塩味』は海の幸が豊富な八戸らしい組み合わせで、魚は鯖の缶詰や、白身のキンキンやタラ、焼きサバなどを使用します。カニやスッポンのスープで出すお店もあるようです。馬産地でもある八戸では『馬肉・味噌味』の馬肉鍋(桜鍋)も好まれます。これは具を食べた後に、うどんの代わりにせんべいを入れて食べる「せんべいかやき」という食べ方をされるようです。
さてさて、八戸せんべい汁を語るときに忘れてはいけないのが「八戸せんべい汁研究所」の存在。せんべい汁の全国ブランド化と地域活性化のために日夜活動している市民グループで、メンバーは胸に大きく「せ」と書いたシャツを着て、国税査察官「マルサ」ならぬ「マルせ」として、せんべい汁を提供している飲食店に夜な夜な出かけては調査をしています。市民ボランティアとはいえ、B-1グランプリを発案して第1回大会を成功させたり、通販用商品の開発や地元のタレントが歌う「好きだDear!八戸せんべい汁」をメジャーデビュー(テイチク)させたりするなど、その活動には目を見張ります。

11月のB-1グランプリでは、味もさることながら、そのパフォーマンスにも大注目です。お楽しみに!
(つづく)
今回からは11月の「第3回B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリin久留米」に出展を予定している地域をご紹介します。
まずは第1回の開催地、青森県八戸市の『八戸せんべい汁』。
せんべい汁とは、肉や魚、野菜やきのこなどでダシを取った汁の中に、南部せんべいを割って入れる料理です。「えっ?お鍋にせんべい?」と思うでしょうね。せんべい汁に使われるのは私たちがおやつにいただく米を材料とした煎餅ではなく、小麦粉を原料とした「おつゆせんべい」「かやきせんべい」と呼ばれる汁もの専用に開発されたもので、煮込んでもとけにくく食べると独特の食感があるように焼き上げています。スープの味がしみ込んだせんべいを食べる瞬間が、せんべい汁の醍醐味。しかし、せんべいが硬すぎたり、やわらかすぎてとけていたりすると、せっかくのせんべい汁が台無し。せんべいの硬さは、好みにもよりますが、一般的にベストとされるのは、パスタでいう『アルデンテ』の状態。パリッと硬かったせんべいが、噛みきれるほどやわらかく、しかもシコシコした食感が残っているところをいただくのが、美味しさのポイントです。

せんべい汁を食べる習慣があるのは、八戸市を中心にした青森県南と岩手県北の一部の地域です。歴史的には、約200年くらい前(江戸時代の後期)から食べ始めたといわれています。味付けは、最もポピュラーな組み合わせが『鶏・醤油味』。野菜やキノコ、糸コンニャクなどを入れ、長ネギを散らして食べるのが一般的で、鶏の代わりに鴨肉や豚肉を使うこともあります。また、『魚・塩味』は海の幸が豊富な八戸らしい組み合わせで、魚は鯖の缶詰や、白身のキンキンやタラ、焼きサバなどを使用します。カニやスッポンのスープで出すお店もあるようです。馬産地でもある八戸では『馬肉・味噌味』の馬肉鍋(桜鍋)も好まれます。これは具を食べた後に、うどんの代わりにせんべいを入れて食べる「せんべいかやき」という食べ方をされるようです。
さてさて、八戸せんべい汁を語るときに忘れてはいけないのが「八戸せんべい汁研究所」の存在。せんべい汁の全国ブランド化と地域活性化のために日夜活動している市民グループで、メンバーは胸に大きく「せ」と書いたシャツを着て、国税査察官「マルサ」ならぬ「マルせ」として、せんべい汁を提供している飲食店に夜な夜な出かけては調査をしています。市民ボランティアとはいえ、B-1グランプリを発案して第1回大会を成功させたり、通販用商品の開発や地元のタレントが歌う「好きだDear!八戸せんべい汁」をメジャーデビュー(テイチク)させたりするなど、その活動には目を見張ります。

11月のB-1グランプリでは、味もさることながら、そのパフォーマンスにも大注目です。お楽しみに!
(つづく)
TOP







